しかし、次の文明の中心が日本に来るといっても、そう簡単にはいかないようです。これまで主流だった秩序や価値観が崩壊し、すべて新しいものに生まれ変わるわけですから、その移行期間には必ずカオス(混沌)状態になります。
同時に、天変地異や異常気象の頻度も増えてくるようになります。不思議なことですが、人類社会があれると天変地異も増えてくるようになります。不思議なことですが、人類社会が荒れると天変地異も増えるような、相関関係があるようです、あるいは逆に、そうした地球の変動にに入っているから、人心が荒れるのかもしれません。
いすれにせよ、移行期の100年間は、「世界動乱」と「民族移動」を伴う激変期にあたります。それは、可能な限りさかのぼることができる人類6000年の歴史において、一度の例外もないことです。
今回の激変期には、ここに大きな天変地異が加わる可能性があります。本章ではこのことについて詳しく述べていきたいと思いますが、ここだけを読むとかなり暗い気持ちになってしまうかもしれないので、どうかめげずに、最後までお読み頂ければと思います。
さて、日月神示には、前章で述べたように、『上つ巻』の第一帖から、
「いま一苦労あるが、この苦労を身魂(たましい)をみがいておらぬと越せぬ、この世始まって二度とない苦労である」
「いま一苦労あるが、この苦労を身魂(たましい)をみがいておらぬと越せぬ、この世始まって二度とない苦労である」
と出て来ますが、この言葉に、日月神示が降ろされた目的が集約されています。
この世が始まってから二度とない苦労を乗り越えるには、「身魂が磨けている」ことが条件なのです。そのために、神は様々な試練を人類に与えます。当然、巨大地震、火山噴火などの天変地異も増えていくことでしょう。
大変動のクライマックスにおいて現出するかもしれない出来事の記述は、想像を絶するような、悲惨極まる地獄絵です。次にいくつか挙げてみなす。
「地震、雷、火の雨降らして大洗濯するぞ。よほどシッカリせねば生きて行けんぞ」(『上つ巻』第三十九帖)
「今に臣民何も言えなくなるのざぞ、神は烈しくなるのざぞ、目をあけておれんことになるのざぞ。四ツン這(よつんば)いになりて這いまわらなならんことになるのざぞ、ノタウチまわらなならんのざぞ、土にもぐらなならんのざぞ、水くぐらなならのざぞ。臣民可哀そうなれど、こうせねば鍛えられんのざぞ、この世始まってから二度とない苦労ざが、我慢してやり通してくれよ」(『天つ巻』第二十五帖)
「火と水の災難がどんなに恐ろしいか、今度は大なり小なり知らさなならんことになりたぞ。一時は天も地も一つにまぜまぜにするのざから、人一人も生きておれんのざぞ、それは済んでから、身魂磨けた臣民ばかり、神が拾い上げてミロクの世の臣民とするのぞ」(『富士の巻』第十九帖)
こうした過酷な描写が現実のものとなるのかどうかは、わかりませんし、神示には、いつ、どこに、どんなスケールの天変地異が起きるのかといった具体的な予言はいっさい書かれていません。
その言葉に表れた表面的な部分で右往左往するのではなく、言葉の裏に秘められた神意を覚ることの方が、より重要なのではないかと思います。
出典:『神仕組み 令和の日本と世界/日月神示が予言する超覚醒時代』中矢伸一 徳間書店 2019.4.30
関連:【日月神示】天変地異
出典:『神仕組み 令和の日本と世界/日月神示が予言する超覚醒時代』中矢伸一 徳間書店 2019.4.30
(第3章 天変地異と自然災害)
※2019.10.23更新