南西諸島というと、地震のない地帯に思われがちだが、そうではない。じつは、世界最大とされる津波があったのも、この地帯なのだ。
1171年の八重山地震による明和の大津波だ。石垣島でも震度は4程度でしかなかったものの、海底で地滑りが起きてしまった。そのため、巨大な津波が宮古・八重山諸島を襲い、大きな被害をもたらした。東日本大地震の津波を上回る巨大な津波は、石垣島を横断したともされる。
●木村政昭氏:危険度メーター4以上:警戒すべき日本近海の海溝型地震
そんなわけで、沖縄方面で地震が起きた場合、津波被害は恐ろしい。その方面でいま要警戒エリアとして挙がるのが、八重山諸島周辺と奄美地域である。沖縄本島周辺では、1665年、1760年、1768年に地震が発生、城や寺の一部が壊れたという記録もある。奄美地域では、1911年にマグニチュード8の大地震も発生し、沖縄は地震と無縁地域ではない。
沖縄の島々には現在活動している火山がない。火山噴火と地震が連動するなら、火山のない沖縄には地震がないという見方もあろうが、沖縄には海底火山があるのだ。与那国島、西表島、宮古島、石垣島に沿って、いくつもの海底火山が存在する。海底火山については、実際に観察することができないから、わかりにくい。そのため、沖縄の海底火山と地震の関係は明らかにできないのだが、沖縄に地震があり、津波が脅威であることは知っておいてほしい。
転載:『緊急図解 次に備えっておくべき「噴火」と「大地震」の危険地図』 木村正昭 2015/9/2
※GPSによる測量や数値計算の結果などから、八重山地震のおける津波の遡上高の最大は石垣島南東部で30m程度と推定されている。(ウィキペディア)
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ノストラダムスの予言研究では、2024年3月3日、木村政昭氏が指摘している3つの空白域がすべて震源域となる北日本の太平洋沖巨大地震があります。
●木村政昭氏:危険度メーター4以上:警戒すべき日本近海の海溝型地震
①北海道東方沖地震 ②青森県東方沖地震 ③伊豆諸島沖地震
④日向灘南部沖地震 ⑤奄美諸島沖地震 ⑥八重山諸島地震
④日向灘南部沖地震 ⑤奄美諸島沖地震 ⑥八重山諸島地震