まず、『幕末名医の食養学』(沼田勇・著/光文社)の抜粋から――。ここでいう幕末の名医とは石塚左玄のことです。
次は『体によい食事 ダメな食事』(幕内秀夫・著/三笠書房)の抜粋です。さらに詳しい内容をBookstandの「食べ物」のところに載せています。
最後が『肉食が地球を滅ぼす』(中村三郎・著/ふたばらいふ新書)の抜粋です。少し長くなりますが、これでも本の抜粋のさらなる抜粋です。食の問題について、私たちが最低知っておくべき内容が書かれていますので、ぜひ目を通していただきたいと思います。
このように、健康問題を初めとしてさまざまな理由から、「私たち日本人は肉は食べないほうがよい」という結論になります。
それでも、肉食の問題を自分の健康問題としてしか考えない人に、「肉は食べないほうがよい」などとお節介をするつもりはありません。それは全くの自己責任ですから、「どうぞお好きなだけ召し上がってください」と申し上げたいと思います。
ただし、自分が食べるのはよいとしても、多くの人に向かって「肉は食べても大丈夫だ」と断言することは控えるべきでしょう。ここに紹介した文献だけを見ても、肉食にはいろんな意味で大きな問題があるのは間違いないことだからです。
上記の文中に出てきた「マクガバン・レポート」について調べていただければ、肉食中心と見られてきたアメリカやヨーロッパの国々で、中流以上の階層の人たちの間では秘かに日本食がブームになっている理由もおわかりになると思います。
「マクガバンレポート」とは
1970年代、アメリカでは国民の間に心臓病やガンが多発し、その医療費で国家予算の大半が費消されるようになっていました。そのことに危機意識を持った政府が、上院議員のマクガバン氏を委員長とする「国民栄養問題アメリカ上院特別委員会」なるものをつくり、世界の最高権威とも言える医師や栄養研究家を集めて、7年間の調査・研究の末にまとめられたのが「マクガバンレポート」と呼ばれるものです。
レポートは5000ページにも及ぶ膨大な内容からなっていますが、その結論は以下のように大変シンプルなものです。
わが国(アメリカ)で心臓病やガンなどの慢性病にかかる人が増えつづけているのは、食生活に問題があったからだ。いまこそ肉食中心の間違った食事をやめて、未精製の穀物や野菜、海藻などを中心とした食生活に改めるよう勧告する。
もっとも理想的な食事は、日本の伝統的な(元禄時代以前の)食生活である。つまり、精白されない穀物、季節の野菜、海藻、小魚などを中心とした食生活にすることである。
ところが、このマクガバンレポートは、当時の畜産業界などから猛反発され、政治家への圧力がかけられて、やがて一般国民の話題に上らないように情報操作されていくのです。報告書をまとめた責任者のマクガバン氏は、当時は将来有望な政治家だったのですが、このレポートのおかげで政治家としての影響力を失っていったとも言われています。
今日でも、BSE(狂牛病)問題でわが国はアメリカの牛肉の輸入を止めていますが、アメリカでは畜産業界からブッシュ大統領にもさまざまな圧力がかかっているのはご存じの通りです。アメリカには、肉をどんどん食べてもらわないと困る強大な政治勢力があるからです。そしてその裏には、世界の穀物市場を完全に支配している企業群があるのですが‥‥。
転載:http://www.h2.dion.ne.jp/~apo.2012/apocalypse-meat02.html
関連:http://blogs.yahoo.co.jp/shimataka373/18167804.html
|
次は『体によい食事 ダメな食事』(幕内秀夫・著/三笠書房)の抜粋です。さらに詳しい内容をBookstandの「食べ物」のところに載せています。
|
最後が『肉食が地球を滅ぼす』(中村三郎・著/ふたばらいふ新書)の抜粋です。少し長くなりますが、これでも本の抜粋のさらなる抜粋です。食の問題について、私たちが最低知っておくべき内容が書かれていますので、ぜひ目を通していただきたいと思います。
|
このように、健康問題を初めとしてさまざまな理由から、「私たち日本人は肉は食べないほうがよい」という結論になります。
それでも、肉食の問題を自分の健康問題としてしか考えない人に、「肉は食べないほうがよい」などとお節介をするつもりはありません。それは全くの自己責任ですから、「どうぞお好きなだけ召し上がってください」と申し上げたいと思います。
ただし、自分が食べるのはよいとしても、多くの人に向かって「肉は食べても大丈夫だ」と断言することは控えるべきでしょう。ここに紹介した文献だけを見ても、肉食にはいろんな意味で大きな問題があるのは間違いないことだからです。
上記の文中に出てきた「マクガバン・レポート」について調べていただければ、肉食中心と見られてきたアメリカやヨーロッパの国々で、中流以上の階層の人たちの間では秘かに日本食がブームになっている理由もおわかりになると思います。
「マクガバンレポート」とは
1970年代、アメリカでは国民の間に心臓病やガンが多発し、その医療費で国家予算の大半が費消されるようになっていました。そのことに危機意識を持った政府が、上院議員のマクガバン氏を委員長とする「国民栄養問題アメリカ上院特別委員会」なるものをつくり、世界の最高権威とも言える医師や栄養研究家を集めて、7年間の調査・研究の末にまとめられたのが「マクガバンレポート」と呼ばれるものです。
レポートは5000ページにも及ぶ膨大な内容からなっていますが、その結論は以下のように大変シンプルなものです。
わが国(アメリカ)で心臓病やガンなどの慢性病にかかる人が増えつづけているのは、食生活に問題があったからだ。いまこそ肉食中心の間違った食事をやめて、未精製の穀物や野菜、海藻などを中心とした食生活に改めるよう勧告する。
もっとも理想的な食事は、日本の伝統的な(元禄時代以前の)食生活である。つまり、精白されない穀物、季節の野菜、海藻、小魚などを中心とした食生活にすることである。
ところが、このマクガバンレポートは、当時の畜産業界などから猛反発され、政治家への圧力がかけられて、やがて一般国民の話題に上らないように情報操作されていくのです。報告書をまとめた責任者のマクガバン氏は、当時は将来有望な政治家だったのですが、このレポートのおかげで政治家としての影響力を失っていったとも言われています。
今日でも、BSE(狂牛病)問題でわが国はアメリカの牛肉の輸入を止めていますが、アメリカでは畜産業界からブッシュ大統領にもさまざまな圧力がかかっているのはご存じの通りです。アメリカには、肉をどんどん食べてもらわないと困る強大な政治勢力があるからです。そしてその裏には、世界の穀物市場を完全に支配している企業群があるのですが‥‥。
転載:http://www.h2.dion.ne.jp/~apo.2012/apocalypse-meat02.html
関連:http://blogs.yahoo.co.jp/shimataka373/18167804.html