専門家「日本海側も地震リスクあること忘れてはいけない」NHK・NEW(2019.6.19)より

東京大学地震研究所の古村孝志教授によりますと、今回地震が起きた場所は、「日本海東縁部」と呼ばれる北米プレートと、ユーラシアプレートが衝突している場所で、ひずみが集中し、活断層も数多くある地域だということです。

このため、北海道北西沖から新潟県北部沖にかけての日本海東縁部では、昭和39年(1964年)にマグニチュード7.5の「新潟地震」が、昭和58年(1983年)にマグニチュード7.7の「日本海中部地震」が、平成5年(1993年)にマグニチュード7.8の「北海道南西沖地震」が起きるなど、たびたび規模の大きな地震が発生しています。

「ひずみ」集中地帯…東西から地盤押され、上下にずれる「逆断層型」読売新聞(2019.6.18)
18日夜、新潟県村上市で最大震度6強を記録した地震は、地盤が東西から押されて上下にずれる「逆断層型」だ。東京大地震研究所の古村孝志教授(地震学)によると、断層面の傾きが垂直に近く、上下の地殻変動に伴って津波が発生した。

 震源は、東日本がある北米プレート(板状の岩盤)と大陸側のユーラシアプレートがぶつかる境界付近にあたる。地震を引き起こす「ひずみ」が集中しやすい地帯で、北海道西部から新潟・佐渡沖に広がる「日本海東縁部」と呼ばれている。

 一方、別の専門家は山形県沖から関西地方まで広がる「新潟―神戸ひずみ集中帯」で起きた地震の可能性を指摘する。                               

                

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   「神城断層」に30cmのズレ “ひずみ集中帯”と重なりも

長野県北部地震とは、2014(平成26年)11月22時8分ごろ、長野県北部、北安曇郡白馬村を震央として発生したマグヌチュード6.7の地震

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    新潟神戸歪集中帯のおおよその位置を示した図

新潟神戸歪集中帯は、新潟神戸構造帯とも呼ばれ、新潟県から、長野県北部、岐阜県、名古屋、滋賀県、名張付近を経て神戸に延びる幅約200Kmの地質学的な歪みの集中帯で、領域の境界線は明瞭に定義されていない。(「ウィキペディア」より)

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山形県沖、20~30年周期で大きな地震。1964年の新潟地震(M7.5)と類似。鶴岡市では液状化現象も。新潟・山形・秋田で大きな被害を出しました。今回の地震は新潟地震と同じタイプのようです。
「モーニングショー」(2019.6.19)

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鶴岡市、液状化した駐車場(東京新聞夕刊 2019.6.19)

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 「緊急!池上彰と考える巨大地震」(2015.2.25)

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       「木村正明ホームページ」より