現在、日本の医療費は39兆円を超え、ずっと過去最高を更新している、この医療費を捻出するために、消費税増税をはじめとする政策をとっていると政府や官僚は主張しているが、実情を知っていれば単なる詐欺師のウソにすぎない。
 この議論自体が前提から崩れた話であることは、拙書『医学不要論』(三五館)や『99%の人が知らない世界の秘密』に書いてきた通りである。
 さまざまな社会毒や、放射能などの毒物、効きもしない医薬、無駄な手術と、延命治療と、チューブ漬け、医師会や、学界や、大学病院や、製薬業界、さらにいえば医療機器メーカーや、福祉法人など、これらの「医学ムラ」は、電通や、大メディアや、政治家たちと結託し、医療費が増えるべくして増えるよう「設定」してきたのだ。
 これは単に米国、ユダヤ系財閥、国際金融資本などの暗躍によるものだけではない。そうやって他人のせいにするんも得意なのが日本人なのだが、もともとすべては自分たちが生み出したものだと繰り返し述べてきた。
 病気をつくるための世の中を欲したのも自分たち、その病気を対症療法したがったのも自分たちなのだ。すべてのツケが自分たちに返ってきたにすぎず、暴利をむさぼる医学ムラにみずからを捧げたにすぎない。
 精神薬、ワクチン、抗ガン剤や放射線治療に始まり、不要な検査、透析や胃ろうといった終末期の医療、風邪薬、タミフル、内服の抗生剤、高血圧や、高脂血症や、糖尿病の薬、意味のない胃薬や、骨粗しょう症の薬、ぜんそく薬、無駄なステロイド治療と免疫抑制剤、そして病気を悪化させるだけの輸血や、血液製剤。すべて意味がないどころか有害である。
 それにとどまらず、対症療法である湿布も、目薬も、鼻炎薬も、アレルギー薬も、軟膏(なんこう)も、健康保険を使うような薬であるわけがない。
 もし日本人がこのことに気づいたら、医療費は5兆~10兆円まで抑えることができる。これなら消費税を増やす必要もなければ、健康保険料を上げる必要もない。本項はこれを目標に、具体的な方策を掲げていく。
 また、ある程度、気づいている人の中にも、「そんなことをしたら、医療関係者が困るではないか」と懸念する人がよくいる。私からすれば、そんな人間たちに示す同情の余地などみじんも存在しない。これまで殺人に加担し続けてきた医療関係者など失職し、路頭に迷えばよいのだ。三次産業が栄える国ほど奴隷国家であり、あなた方が自立したいなら三次産業を捨てるよりほかないのだ。

         第二部 各論―この世界を変えるために「やるべきこと」

        
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転載:『99%の人に伝えたいこの世界を変える方法 <彼ら>を打倒せよ!』 
    内海聡 イースト・ブレス 2015.6.7

※2019.11.18更新

※2019.11.23更新